撮影と「目ヂカラ会議」とプロの知恵と技と。

こんにちは。ブランディング・ライターの栗原貴子です。

先日の眼鏡モデルのときの記念写真です。右は友達でもあり、クライアントのサンギ眼鏡株式会社の上村明子さんです。左がわたくし。プロフィール写真とだいぶ印象が違うのは、単なる経験変化です。プロフィール写真の更新が後手後手になっており、スミマセン。

商品の宣伝を目的とした撮影の場合は「どのようなコンセプトでその商品が誕生したのか」から撮影のシチュエーションを考えていきます。今回の撮影では、そのあたりをお伺いしたのちに「どんな装いにも合う眼鏡」ということをブランディング・ライターの視点からご提案し、カジュアル白シャツ服、おめかし服、そして着物と装いにコントラストをつけて行いました。着物バージョンの私は「2時間ドラマにおける、殺人事件を解決すべく犯人を追い詰めて自分が危険な目に遭って、敏腕警部から『警察に任せなさい』と叱られる旅館の女将」がコンセプトです(ウソです)。


今回の私のようなモデルは商品のブランディングを象徴する存在ですので、「商品をどのように見せていきましょうか」に自分を寄せていく作業が必要となります。

一方で有名人や文化人など知名度のある方がモデルやキャラクターとなる場合は、その人のイメージが商品イメージに近いということでのキャスティングになります。


前者の場合は「こういう風に撮りたい」ということをみっしり、しっかりとすり合わせておくことが大切になります。しかし、どれだけ入念にすり合わせていたとしても「事件は現場で起こっているんです!」と『踊る大捜査線』の青島君も叫んでいましたように、実際に撮影に臨むと現場では予想していなかったことが起こります。

今回は私の黒目が目立ってしまうという「目ヂカラ問題」が起きました。私の目ヂカラについて、皆々様が真剣に協議するという「目ヂカラ会議」は私の人生における「最も印象に残った会議ベスト5」に入ることでしょう。

カメラマンやメイクさん、眼鏡のプロの皆様の協議とお知恵により、角度や表情で目ヂカラを和らげることに成功。


さすがプロフェッショナル!

ちなみに、私のこのときの頑張りは、カメラマンさんからの「目の、焦点をあわせずにここを見てください」というご指示に沿うべく「ボケっ」とした眼差しで一点を見つめたことでした。

さて、撮影を控えているときの私は美容院でもかなりお世話になっております。「かくかくしかじかで~」と事情をお話し、私の髪の伸び具合を勘案して、撮影日に「ちょうどいい塩梅」になるように調整していただくのです。

今回は特に「眼鏡」とあって、顔面まわりがクローズアップされます。しかも「ポスターになる予定」というクローズアップした上に拡大なんてハードルが高い。細心のご配慮いただきつつのカット&カラーでバッチリでした。


さすがプロフェッショナル!


眼鏡メーカーの友人と美容師さんが語る「栗原さんの顔のパーツの配置と骨格」についてのコメントがまったく同じ。異業種でありながらも学んでいらっしゃることに共通点があるのだ、ということをはじめて知りました。奥深きプロの世界!!


このように、販促物が完成するまでのプロセスには、様々なジャンルのプロフェッショナルが関わり、プロとしての知見や技術が集結しています。プロの知見と技術の結晶が「販促物」となるわけです。


現在、着々とポスター制作が進行しているとのこと。できあがりがとても楽しみです!










栗原貴子の新でこぼこオンナ道

ブランディング・ライター栗原貴子が モノやサービスを「売る」ために大切なブランディングの考え方や SP(販促)ツールの作り方について書くブログです。 あと「雑談」も。