ブログのタイトルは引き継ぐことにいたしました。
こんにちは。
ブランディング・ライターの栗原貴子です。
ブログをお引越しして「タイトルはどうしようかな?」と迷いましたが、引き継ぐことにいたしました。ベタだけど「新」をつけて、ちょいとフレッシュ感を演出。
人生、誰しも山あり谷あり、ではありますが。四半世紀、社会人として生きてきて思うのは。この25年間、女性仕様にまったくカスタマイズされていない社会で生きてきたなあ、ということです。
オンナ道とは、獣道のごとく各自がそれぞれ自らの手で切り開いてきた道。
四半世紀での私の結論としては、今後のオンナ道もまた獣道であろうということ。ただ、これまでとは違うのは、「どうやったら快適に道を切り開けるか」ということを先達たちの経験から学ぶことができる、という点だと思うのです。
さらに、これまでは圧倒的多数の男性が舗装された道を進んできましたが、これからの時代は自ら獣道を選択する人が増えていくのではないか、そんな風に思います。
オトコがオンナがという生物学上の、戸籍上の性別はありつつも。
これからの時代は、
ボーダレス
エイジレス
ジェンダーレス
であることがナチュラルに、ニュートラルになると思います。
適当にカタカナ英語交えて格好よさげにみせてるだけのようみも見えますが、
「もう○歳だから」
とか
「女だから」「男だから」
とか
「日本人だから」
とか
そういうことで、これまでいろいろと精神的に縛られていたことを、これからは気にせずに生きることが自然で普通になるということです。
今まで「男女」で区別されていた数々の事柄は生物学上の役割分担や戸籍の管理に残りつつも、家事や育児、仕事などは「得意な人がやればいいんじゃない?」となって、トイレや更衣室、公衆浴場の「別」ぐらいになるでしょう。
私が新卒OLだったころ、同じような発言をしても私の場合は「生意気な女だ」と批判され、男性同期は「ガッツのあるやつだ」と褒められる、といった理不尽は日常茶飯事でした。
さすがに今は、あからさまに口にする人はいませんが。
私がパッと見では果たして何歳ぐらいなのか分かりにくいせいか『生意気だ』と内心、思う殿方はいらっしゃるようで。実年齢が明るみになった途端に態度豹変、ということは今もけっこう、あります。
聖母のような微笑みを心がけつつも、その瞬間は「ムッ」としていますし、『お前が老けすぎなんだよ』とか『ちっちぇ奴だな』と心の中で思う存分、毒を吐いている私です。
さんざん、セクハラも経験しました。
あ、念のためだけど。
「する」方じゃないよ?「される」方だよ!!
「結婚しないの?」などの言葉をかけられる系ではなく、関係を迫られる系が多いので、いちいち法に訴えていたら、今頃ではかなりのお金持ちになっていたことでしょう。
「そういや、裁判って未経験だわ」
と、好奇心がわいておりますことを付け加えておきます。
もちろん、男女の別なく年齢がどうのこうの、というのもセクハラもなく、とても気持ちよくお仕事ができるときもたくさんありました。
でも、人って、ネガティブなことをどうしても記憶から消せないでいるから。
四半世紀もそうやって働いてきて、正直なところ、この数年の私は疲れていました。
いったい、何をやっているのだろうと。
でも、時代が変わっているっていう感覚も、同時にあったのです。
これまでのやり方が、あらゆるところで通用しなくなっているって。
私は広告やタイアップ記事など「売る」ことに関するお仕事を手掛けてきましたが、こういうのってある程度のセオリーがあるものだったのですね。
でも、今は「何がウケるのか」がまったく読めないのです。
唯一、共通しているのは「心を動かせるかどうか」ということなのだけど、何をどうすれば「心が動くのか」には、まったくセオリーが通用しない。
「みんなが買ってるから」では、もう、人は買わないもん。
世間からみた「自分」や「商品」という視点ではなく。
これからは、
「自分」や「商品」をどう世間に見せていくかを、
自分が決める時代なんだなって思うのです。
それは、私自身にも言えることで
「わたし」という商品をどう見せていくかは、私が決めること。
そういうことを
お仕事ではさんざんやってきたくせに、
自分に対してはできていなかった!
灯台下暗し!!とはこのこと!
しつこいですが、これからは
ボーダレス
エイジレス
ジェンダーレス
であることがナチュラルに、ニュートラルになる時代です。
「は? あんた、何を根拠にそんなこと言ってるの?」と
思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、
そこは説明すると長ーくなるので、
社会的な事象、出来事がそれを物語っているのです、ということと。
今までの「こうでなくっちゃ」という
「ありかた」「やりかた」が
崩壊してきてるよね、という
超ダイジェスト版のご説明でご容赦ください。
そして、これは「良しあし」の問題ではなくて「変化」。
ジェンダーレスといいつつも「オンナ道」ってどうよ?
ではありますが、
たちまち女性が生きやすい社会になるわけではないので、
獣道を作ってきた先達として「新オンナ道」を
これからも邁進していく所存でございます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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