飲み屋で名も知らぬ紳士から教わった「投票」の意味。

こんにちは。栗原貴子です。


三宅洋平氏の選挙フェスが話題になり、動画でその演説を観てジーンと胸が熱くなりました。本気の本音の言葉だと感じて。


投票日が近くなると「一票を投じたいと思う候補者がいない」「誰に入れても同じでしょう」みたいな話題によくなります。


選挙権を得たばかりの若き頃、私もそんな風に思っていました。


だってさ「支持したい候補者、党に投票する」って学校で習ったんだもん!


そうした教育の甲斐あって、頑張って支持する人を選びました。投票した人は落選しました。後日、「私が投票した人は野党だったから当たらなかった」というような話を友達と居酒屋でしていたところ……。隣り合わせていた紳士から「ちょっと、いいですか」と声をかけられました。


「当たらなかった」って、選挙は馬券じゃねーよ!


と叱られたのではなく、とても穏やかな優しい眼差して「君の投票は意味があるのだよ」と教えてくれたのです。


「君は与党に票を投じなかった。それは、与党に反対しているという意思表明になったのだよ。この政党に任せてはおけない、そう感じたのなら心の底から支持していない候補者であっても、別の党に投じるということで票が入るよね。選挙の結果はね、当選だけではない。圧勝か、僅差か。その違いもまた、その後の政治に影響があるのだからね」


若かった私は目から鱗でした。「学校ではそんなこと、教えてもらわなかった!」と。これは学校ばかりではなく、私の親の責任も大きいですね。私は「投票の心得」をまったく習得せずに投票する権利だけ手に入れちゃったのです。


幸いなことに名も知らぬ紳士に教えていただき、私の選挙への意識は変わりました。


「誰に入れたらいいのか分からない」→「だから選挙に行かない」


のではなくて。

「投票という行為」に意味がある、ということを身近な若い方に伝えてあげてください。


投票率の低さを見ると「支持する人に入れるべし!」という勘違いしてる人はたくさんいるのだろうな、って思います。

選挙はミスコンでも競馬でもないので「自分が選んだ人が当選した」ことに喜びを感じるような催しではないのです。


だから「投票する行為」に意味をもたせましょ~!































栗原貴子の新でこぼこオンナ道

ブランディング・ライター栗原貴子が モノやサービスを「売る」ために大切なブランディングの考え方や SP(販促)ツールの作り方について書くブログです。 あと「雑談」も。